空き家を放置するデメリット | 千葉市で不動産売却を数多く承る中主な案件例を取り上げて詳しくレポート

私はよくYouTubeで不動産系の動画を見るのですが

その一つの中に「行政代執行」の様子がニュース動画として挙げられていました。

何だか響きだけでも重々しい良からぬ雰囲気は感じ取れるかと思います(;・∀・)

以前のブログにも書かせていただいたこともありますが

「行政代執行」とは放置された空き家や敷地内のゴミ等が

近隣に害を及ぼす恐れがある場合、所有者に代わり、行政が代行して解体や撤去作業を行う

ことを言います。

もちろんある日突然勝手に解体されたりすることはなく

所有者に是正勧告がなされた上で、それでも対応しない場合に動き出すわけですが・・・

誰しも住んでもいない空き家（遠方であるなら特に）を解体してくださいと言われても

数百万、場合によっては数千万もかかることをなかなかすぐには対応出来ません。

ところが！色々調べていて最近知ったことなんですが

行政代執行によって抱えた負債を返済しきれずに自己破産したとしても

返済義務は消滅しないんです(；ﾟДﾟ)

ビックリ・・・逃げ場がないとはまさにこのこと・・・

自分で借金したわけでもないのに、こんな仕打ちあんまりだと思いますよね( ﾉД`)

では一体どうしたらいいのか！？

結論から申し上げますと「行政代執行を受ける前に対処」

これに尽きると思います！

・不動産の相続が発生したら最終的な所有者が誰で、誰に相続する権利があるのかを知る

・使用する予定がないならすぐ処分（更地で売ることが出来ないなら古家付きででも）

・解体をするなら自治体によっては補助が受けられる場合がある

来年には相続後の所有権の変更登記が義務化されることもありますので

その際に不透明な事例はクリアにしておくことが一番でしょう。

「行政代執行」自体は、全国でも年間数十件程度ですので

そう簡単に行われることでないことは数字的にも明らかではありますが

執行される前段階の「助言・指導」「勧告・命令」に至っては年間6000件程度事例があります。

この数字を見るに、大体の人が「対処しなければ」「逃れられないんだ」と感じていると

推測されます。

「相続してすぐに対応しておけば、ここまで大変なことにはならなかった」

場合が大半かと思います。

今一度、ご自身の置かれている状況や立場を見直してみてはいかがでしょうか。