住所と地番って何が違うの？二つの違いはココ！ | 千葉市で不動産売却を数多く承る中主な案件例を取り上げて詳しくレポート

先日、家探しをしている友人からこんな質問を受けました。

「チラシに書いてある住所って、何であんなに長くて桁が大きいの？」と。

何のことかと、友人が持ってきた土地の販売図面を見てみると

〇〇市〇〇〇字〇〇　〇〇丁目1129番の11

との表記が。

これは「住所」じゃなくて「地番」だよ。

と話すと、当然のように「何が違うの？」と返ってきました。

それもそうですよね。同じ土地に違う数字を割り振られたら、結局どれが正しいの？

という疑問が湧くことかと思います。

結論から言いますと

「住所」は市町村が建物の場所を示すために各住戸に割り振られたもので、郵便物等を配達する際や、住民票などに表記されるものです。

「地番」は土地ごとに法務局がつけたもので、不動産の売買や謄本の取得をする際に使われるものです。

昭和３７年に住居表示に関する法律が制定される前は

地番がそのまま住所として使われていたのですが

土地開発などで分筆（土地を分割すること）合筆（複数の土地を一つにまとめること）を繰り返していくうちに、地番だけでは複雑化してしまったため

地番とは別に「住居表示」が制定されることになりました。

ただし、住居表示（住所）は各市町村が制定するもので

必ず設定しなければならないものではありません。

よって、地番がそのまま住所となっている地域もあります。

普段あまり目にすることのない地番ですが

相続等で財産を分割する際にも必要になってきますので

すぐに調べられるようにしておくか、不動産の売買契約書等で

確認しておくと安心かもしれません。