知らないと危ない！短期配偶者居住権とは？ | 千葉市で不動産売却を数多く承る中主な案件例を取り上げて詳しくレポート

前回、配偶者居住権についてご説明させていただきましたが

これと似たものに「短期配偶者居住権」というものがあります。

短期とついているだけで、内容には大差がないような気がしてしまいますが

決定的な違いとしては

＝相続後に自動的に得られる権利かどうか＝

ということです。

結果からお伝えしますと

「短期配偶者居住権」※₁＝相続後自動的に（何もせずとも）与えられる権利

※₁　期間は相続開始から6ヶ月又は遺産分割協議確定後のどちらか長い方

「配偶者居住権」　　＝遺言書又は遺産分割協議で得られた合意がある場合にのみ与えられる権利

何も知らずに「配偶者だから死ぬまで住める」と安心しきっていては危険です。

前述でもお伝えしたとおり、何もせずに住んでいられるのは

６ケ月程度とされています。

法定相続人　＝　血縁者とは限らないため

分割協議で合意を得ることは容易ではありません。

そのため、生前に遺言書を書いてもらうことが一番確実な方法と言えます。

家族の死後の話をするのは気乗りしないと思われる方が多いでしょう。

ですが、大切な家族だからこそ困ることのないように

事前の話し合いがスムーズな相続の鍵となります。