離婚に伴う財産分与 | 千葉市で不動産売却を数多く承る中主な案件例を取り上げて詳しくレポート

結婚してから離婚に至るまでの共有財産を分配することを

財産分与と言います。

財産分与は婚姻期間中に夫婦で築き上げた財産であれば

夫婦双方とも相手に請求することができます。

これは有責配偶者（離婚に至る要因を作った本人）であっても同じです。

財産分与には大きく分けて三つの種類があります。

【清算的財産分与】

　婚姻期間中二人で協力して得た財産（不動産・車・預貯金等）🏡🚘

【扶養的財産分与】

　離婚後、どちらかの生活が経済的に厳しくなる場合、補助する目的の財産。

【慰謝料的財産分与】

　配偶者の有責行為によって離婚に至ったケースで

　相手の精神的な苦痛に対する慰謝料としての財産。

～財産分与の対象となる財産～

原則として婚姻期間中に築き上げられた夫婦の財産全てです。

相手に隠れて所有していた不動産等、共有の財産から購入したものは

基本的には全て対象となります。

この場合、名義人が誰であるかということは関係ないと覚えておきましょう。

ただし、独身時代の貯蓄や配偶者が親族より生前贈与を受けた財産は

対象とはなりませんので、注意が必要です。

また、財産分与の請求ができるのは離婚が成立した日から2年で消滅します。

ただし2年以内に全てをクリアにしなければならないわけではなく

「財産分与を求める意思表示」を明確に表明しておけば権利は消滅しません。

離婚してしまうと、お互いに連絡を取りづらくなるので

出来るだけ離婚時にきちんと話し合った上で納得のいく

財産分与を行うことが望ましいでしょう。